コンセント交換は電気工事に依頼する必要がある?DIYは可能? - エイチティーエス株式会社

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コンセント交換は電気工事に依頼する必要がある?DIYは可能?

 

暮らしに欠かせないコンセントは、経年劣化によって傷んでしまうことがあります。
すると、ついつい別のコンセントへタコ足配線をしてしまいがちです。

 

しかし、タコ足配線は火災のリスクも高いので
長期間そのままにしておくことはおすすめできません。

 

そこで、この記事ではコンセント交換について紹介します。

 

コンセントにも寿命があります

私たちの暮らしは電化製品の便利さや明るさを享受することで成り立っています。
電気が無ければ調理も難しく、真っ暗闇の中で生活しなければなりません。

 

便利な電気を正しく使うためにはコンセントが欠かせないものですが、コンセントにも実は寿命があります。

 

コンセントの寿命は一般的に約10年程度と言われており
10年以降はこまめに点検を重ねて交換も視野に入れていく必要があります。

 

こんな3つの症状があったらコンセントの交換を

では、コンセントの劣化はどんな症状なのでしょうか。
具体的な症状例を3つ紹介しますので、ピンと来たら早めに交換を実施してください。

 

「コンセントカバー」
コンセントカバーに熱があったり、ひび割れが進行していたりと
これまで見なかった症状がある場合には、交換のサインです。
カバーの膨張は火災リスクが非常に高い状態なので、早急に点検しましょう。

 

「プラグ口の異常」
プラグを差し込む部分が変形している、異物感がある場合には
コンセント自体が劣化している可能性があります。
無理に差し込むとほこりや繊維などを奥へと押し込んでいる可能性があるので避けましょう。

 

「変色」
コンセント本体自体は問題なく使えていても、経年劣化と共にカバーが変色していることがあります。
この場合、内部では劣化が進行している可能性があるので交換の目安です。

 

コンセントは使用頻度によっては早めの交換が必要

コンセントは日々稼働している働き者です。
冷蔵庫やエアコンはコンセントを連続使用させており、高温になりやすい傾向があります。

 

普段目が届きにくい位置にコンセントがありますが
定期的に変色がないか、ほこりが溜まっていないかなど点検をするようにしましょう。

 

また、頻繁にコンセントを抜き差ししている場所は傷みやすい傾向があります。

 

ゲーム機やパソコン周辺機器など、毎日頻繁にコンセントの抜き差しを繰り返している場所は
コンセント本体もプラグも傷みやすいのです。

 

高頻度で使用している個所は寿命の目安である約10年よりも早く劣化することが多いので
交換や修理を常に頭の片隅に入れておきましょう。

 

コンセント交換は自分で可能?それとも依頼が必要?

コンセントの不具合が気になる場合に
自分で交換を検討する人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

まず、結論から言うとコンセント交換に関してはDIYをすることはできません。

 

ブレーカーの修理や点検などと同様で、コンセントに関しても電気工事士への依頼が必要です。
基本的にわずかな範囲の電気工事しかDIYはできず
順守しない場合には法令違反となるため注意が必要です。

 

しかし、コンセントカバーの交換程度なら可能なため
インテリアや内装に合わせたカラーに交換をすることは可能です。

 

オシャレなコンセントカバーもたくさん販売されているので
インテリア感覚で交換されてみてはいかがでしょうか。

 

しかし、上記で触れたようにすでに寿命を超えており
古いコンセントが変色している場合には不具合が起きている可能性が高いので
コンセントカバーの交換前には一度電気工事士に点検を依頼するようにしましょう。

 

壁の内側にある配線などに劣化が生じている可能性もあります。

 

プラグ口の奥を触ろうとすると
電気工事士の工事範囲に該当するため避ける必要があります。

 

気になるコンセント交換の方法と費用は

コンセント交換はご自身でなさるのではなく電気工事士への依頼が必須ですが
気になるのはやっぱりその方法と費用ですよね。

 

では、まずコンセントの交換方法から紹介します。

 

コンセントの交換方法はまず安全な作業を実施するためにブレーカーを落とします。
作業場所に電流が流れていると危険なためです。

 

その後、簡単にカバーを外し、コンセント部分のねじを外して撤去をします。
コンセントの裏側には配線が分かるようなマークがあるので、確認をしながら配線を外します。

 

新しいコンセントに配線をし直し、再度取り付けを終えて問題なく電流が流れていれば交換完了です。

 

一般的に1つの交換につき約30分程度あれば完了します。
コンセントとセットで交換をする場合もほぼ同様の工程です。

 

費用は1か所のコンセント交換につき約数千円程度~約1万円程度が相場となっています。
簡単な交換なら数千円で収まることが多いので、大切な家を守るためにも交換を検討しましょう。

 

コンセント交換は掃除も大切

古いコンセントのカバーを外すと
普段は目に留まらなかったほこりが内側に蓄積されていることがあります。

 

万が一電気がショートしてしまうとほこりに引火し
火災になってしまう可能性があるため、定期的に点検が必要です。

 

古いコンセントは問題なく使えていても
長い年月をかけてほこりが蓄積してしまうと知っておきましょう。

 

また、配線の一部に焦げが生じていること、変色が発生していることも珍しくありません。

 

交換の際には丁寧に掃除も行い、配線もチェックすることが大切です。
新しいコンセントが再び長く使えるようにほこりも撤去します。

 

電気工事士なら掃除も道具もおまかせ

電気工事士に依頼をする必要のあるコンセント交換ですが
最近ではネット上に簡単な交換の動画なども公開されているため
ホームセンターで道具を揃えてチャレンジしたくなる方も多いようです。

 

しかし、先に触れたように法律上コンセントの交換は電気工事士の範囲に該当するため
プロにおまかせいただくことになります。

 

費用がかかることを懸念されるかもしれませんが
プロの電気工事士は電気工事の道具をしっかり備え安全な電気工事の実績も豊富です。

 

道具を揃えることや交換の手間、法律の視点を踏まえると
お得なプロの工事におまかせいただくことがおすすめです。

 

無資格工事が露見してしまうと過料や懲役が発生する可能性があるので
ぜひ安心のプロにおまかせください。

 

まとめ

この記事ではコンセント交換の電気工事に関して詳しく解説しました。

 

感電や漏電などのリスクを避けるためにも
電気工事全般に関しては暮らしの電気に精通した電気工事士への依頼が大切です。

 

ぜひ本記事をきっかけに古いコンセントに目を向けてみてください。
火災のリスクを避けるためにもこまめに点検を行い、安心のコンセント交換を実施しましょう。