電気設備設計とは一体どんな仕事ですか?業務内容を詳しく紹介! - エイチティーエス株式会社

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電気設備設計とは一体どんな仕事ですか?業務内容を詳しく紹介!

 

電気に関する分野には色んな業務が存在していますが、その中の1つに「電気設備設計」と呼ばれるものがあります。

 

電気関連の分野に精通していないとなかなか知る機会のない仕事です。

では、この電気設備設計とはどんな仕事でしょうか。

 

この記事では電気使用に欠かせないエキスパートに関して紹介します。

 

電気設備設計とはどんな仕事を担っているのか

電気に関する資格や仕事、と考えるとまずは「電気工事士」のことはパッと浮かぶのではないでしょうか。

 

電気に関してはこの他にも色んな資格が存在していますが、電気設備設計に関してはあまり存じていない方も多いようです。

 

では、具体的にはどんな仕事を担っているのでしょうか。

 

設計というワードにある通り、電気設備設計は配線などに関する「デザイン」を考える人です。

いわゆる電気工事のデザイナーのような側面があります。

 

必要な配置を図面に起こしてから、工事が滞りなく行われるようにサポートをします。

 

電気は配線やコンセントの位置などによって生活動線にも大きく影響をすることから、プロフェッショナルな視点で設計を行う必要があります。

 

電気工事には実際の工事を行う技術者だけではなく、洋服で言うところのパタンナーのような設計者も活躍しています。

 

では、電気の配置に関する専門家である電気設備設計に関しては電気工事士のような国家資格が定められているのでしょうか。

 

結論から言うと、電気設備設計に関しては国家資格が不要です。

 

ちょっと意外かもしれませんが、工事の施工に直接的に関わるわけではないので、資格試験を突破した上で関わるものではありません。

 

しかし電気工事に関する基礎知識が欠けている状態で、素晴らしい設計はできるでしょうか。

それは難しい、と言うことが容易に想像できますよね。

 

つまり、電気設備設計に関係する方のほとんどは電気関連の資格を持っています。

使いやすい設計を検討するには、それなりの予備知識はもちろんのこと建物の構造知識も必要です。

 

電気設備設計はどんな仕事?かっこいい?

電気工事士や建築士などの有資格者が関わることの多い電気設備設計ですが、具体的にもう少し仕事の内容に迫ってみましょう。

 

電気設備は先に触れたように電気に関するデザイン全般を意味します。

 

一般的なご家庭の場合はブレーカーの位置や配線の関係などは想像がしやすいものですが、大型の工場やショッピングセンター、病院などの場合には特殊な電気設備設計を求められます。

 

大型施設ならではの設計が必要です。電気設備が致命的にくるってしまっていたらせっかくの設備が上手に稼働してくれません。

 

建物の構造だけでなく電気の設計は適切に店舗や工場を運営していくためには欠かせないものなのです。

 

また、電気設備設計に関してはスイッチや配線関係のデザインだけではなく、照明やセキュリティに関することなども踏まえる必要があります。

 

一般住宅と異なり大型施設では非常に細やかな電気設備設計を施す必要があり、高度な専門知識を有することが理解できるのではないでしょうか。

 

具体的な工事を施工する方々が分かりやすいように設計を行うことも重要で、クリエイティブでかっこいい仕事なのです。

 

電気設備設計の仕事を志したら?

電気設備設計はクリエイティブな仕事ですが、電気設備はもちろんのこと、強いては建築に関する仕事も理解しておく必要があります。

 

どこのどの程度の配線を敷けるのか、など建物の本質的な構造を知っておく必要があるからです。

また、先に少し触れたようにセキュリティに関する知識も求められる場合があります。

 

そこで、電気設備設計の仕事を志した場合には、以下のような資格の取得を経てから目指すこともおすすめです。

 

電気工事施工管理を目指そう

電気工事施工管理とは、「電気工事施工管理技士」の資格を取得していれば従事できる仕事の1つです。

 

この仕事は電気の施工管理に関する仕事で、建設現場内で従事することが基本となっています。

 

大型施設に該当するオフィスや病院、プラント施設などでは施工管理の仕ごとが必須のため非常に多岐に渡る業務に関わることができます。

 

電気設備設計の仕事を経てから施工管理業界への参入を行う人も多いですが、両方の知識が必要であることは言うまでもありません。

 

資格のない電気設備設計を行う場合には有資格者となっておくことで専門知識も広がります。

 

電気工事士を目指そう

電気に関する資格と言えば、やっぱり電気工事士ではないでしょうか。

電気工事士とは1級と2級があり、1級が2級の上位資格です。

 

まずは2級を目指すところが出発点となります。

 

電気工事士は2級があれば一般住宅レベルの電気工事は全般を担うことができますが、電気設備設計の花形は大型施設です。

 

大型施設の設計や施工に従事していく場合には、電気工事士1級が必要となります。

 

じっくり腰を据えて資格試験に挑む必要があるレベルの高い試験ですが、取得後は幅広い分野で活躍することが可能です。

 

電気工事と言えば電気工事士ですから、資格の取得を目指されてみてはいかがでしょうか。

 

電気工事の設計分野ははっきり言って独学できる?

電気工事において設計のお仕事は資格の有無に関わらず従事自体はすることができます。

しかし、ハイレベルな電気知識が求められます。

 

では、電気工事の設計分野は独学で勉強できるものでしょうか。

 

結論から言うと、独学向けの書籍も相当数ありますが、電気知識を身に付けるためには他の資格試験を使って学んでいくことがおすすめです。

 

独学を続けること自体にもコストがかかるので、効率よく電気工事の設計分野を会得していくと良いでしょうCADに関することや制御盤関係などの設計も覚えていく必要があります。

 

先に触れたように電気工事士関係の資格はこうした部分の基礎知識を網羅することができるので、また、電気設備設計はクリエイトなお仕事です。

 

公共物などの大型案件に参加していくことも踏まえると、建物に関する知識も有する方がお得です。

実際に電気工事の設計に関しては建築士も多く手がけています。

 

実務と様式美を兼ね備えた美しい建物への電気工事の設計は、幅広い知識を網羅した上で施工を行うことがおすすめです。

 

まとめ

この記事では電気工事における設計に関するお話をいたしました。

電気工事には設計があることがご理解いただけたでしょうか。

 

ユニークでクリエイトな設計の仕事ですが極めて実務的な要素も踏まえた設計が必要です。

 

もしも将来設計分野を通して電気工事に従事したい場合には、電気工事士をはじめとする資格試験を通しながら学んでみることがおすすめです。