電気工事士の業務内容って?主な仕事内容と資格の概要を解説 - エイチティーエス株式会社

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電気工事士の業務内容って?主な仕事内容と資格の概要を解説

 

現代社会では電気を使う製品や機材は重要度を増しています。

PCやインターネットを楽しむにも、電気が欠かせません。

電気工事士は、建物などで電気を利用するための設備やシステムを導入・維持するのが役目です。

建物に明かりをいれて、活動の基盤を作り上げるエキスパートで、

その存在無くして今の生活はないと言えます。

今回は、そんな電気工事士の業務内容を、詳しく見ていきましょう。

 

 

一般的な電気工事士の業務内容

家やビルに電気設備を取り付ける他、メンテナンスも電気工事士の役割です。

電気工事士の資格を持っていると、電気に関して、かなり広範囲にわたって作業できます。

まず、電気工事のうち、イメージしやすいのは「屋内配線工事」ではないでしょうか。

建造物の内側で作業するのが特徴で、配線やコンセント、電源などを設置・接続していきます。

屋内工事で取り付けるのは、照明やスイッチなど、普段から目にする設備も多いです。

もちろん、電気を安全に使うために、遮断器などの保安機器も欠かせません。

一般家庭はもちろん、商業ビルなどの大掛かりな工事も行いますが、

業者によって両方対応できたり、片方だけ得意だったりと、個性があります。

外線配線工事も、電気工事士が受け持つ仕事です。

こちらは文字通り、屋外が作業電場で、電柱や電線に関する工事を行っています。

具体的には、電柱伝いに電線をわたして、住宅や工場などの新しい建物に電気を供給できるようにします。

時には、地面の中に電線を埋め込む工事も必要です。

他には、空調設備の設置・メンテナンスも電気工事士の仕事となっています。

エアコン工事は無資格者ではできる範囲が限られますし、安全性から言っても電気工事士の方が確実です。

この仕事は個人や事業者に加え、家電量販店などから依頼されるケースも珍しくありません。

企業向けにはビル管理を行うことも多いです。

ビルは大掛かりな電気設備が使われているため、工事には専門知識を要します。

大掛かりな機材は、エレベーターやボイラーなど、枚挙に暇がありません。

中には水回りも含めて、総合的なビル管理ができる業者もあります。

ビルの電気工事はコンクリートに資材を取り付けるなど、

一般的な電気工事のイメージとは、少し異なる作業が多いのが特徴です。

このように、電気工事士が関わる場面は多種多様で、設置する資材や設備も多岐にわたります。

いずれも扱い方を間違えると大きな事故に繋がりかねないため、

安全を確保するためには資格を持っていることはもちろん、

膨大な知識やスキルを身に着ける必要性があります。

 

 

鉄道の仕事を手掛けることも多い

一般家庭や民間企業がクライアントになることが多いですが、

実は、鉄道の電気工事も業務内容に含まれます。

路線網の整備と管理は地域の発展のために欠かせない、大切な仕事の一つ。

日本の電車の正確性は世界的に驚かれるレベルですが、それをサポートするのが電気工事士なのです。

具体的には、線路と変電設備の他、駅の電気設備を導入、メンテナンスします。

具体的には、送られてくる電気を電車で使えるように調整する他、

信号機などの安全設備を設置するのも大切な仕事。

後は、駅の空調や照明、電光掲示板も扱います。

普段よく見る改札口も、電気工事士の活躍によるものです。

 

 

資格の種類によっても業務内容が変わる

電気工事士の資格には、1種と2種の二つがあります。

それぞれに対応できる範囲が異なっているので、注意が欠かせません。

1種でしかできない仕事を、2種の保有者しかいない業者が引き受けると危ないので、

一般家庭で電気工事の業者を選ぶ時には、気を付けたい部分です。

1種と2種の大きな違いは、高圧電気に対応しているかどうかと言えます。

2種の方は家庭などで利用される一般的な電圧を扱うのが中心ですが、1種の方は高圧に対応可能です。

このため、2種はコンセントや電気照明などを扱うのが中心となります。

対して、1種を持っていると病院や工場で使う、高圧電気を必要とする特殊な設備を扱えるのが特徴です。

もちろん、1種は上位資格ですから、こちらを持っていると2種の仕事もできます。

このため、2種だけの場合は、

基本的に一般家庭や小規模な事務所・店舗などの工事を引き受けることが多いです。

1種があれば、大型のショッピング施設やビル、工場なども対応できます。

 

 

実際の職場の風景

実際の電気工事の仕事は、建築現場で行うのが中心です。

建築中の建物は、手を加えないと配線をしたり、電気器具を設置したりするのには向いていません。

よって、電気工事士と言っても、大工さんに近い仕事をしばしば行います。

例えば、配線を通す穴をあける他、アンカーの打ち込みなどが必要です。

建物の規模によっては、社員がまる一日、配線の穴をあける開口作業に明け暮れるようなケースもあります。

電気工事の際は、一人で黙々とこなす仕事の他、コミュニケーションが欠かせない場面も少なくありません。

複数のスタッフが協同して行う作業もありますし、建設現場に入っている、

他の会社の社員たちとコミュニケーションを取りながら、仕事を進めることもあります。

円滑に色々な人と協力するためには、協調性やコミュニケーション能力も欠かせません。

実際の職場では電気以外のノウハウも、ある程度は必要なのです。

 

 

電気工事士の仕事の魅力・やりがい

電気工事士の業務は、自分たちが手掛けた配線で電気が使えるようになった時の達成感が味わえるのと、

社会貢献ができるのが大きな魅力です。現在の日本は電気が無ければ仕事はもちろん、

日常生活をするのも難しい位になってきました。そんな必要性の高い電気を安心して使えるよう、

丁寧に配線や分電盤などを設置し、完成後に電気が正常に使えるようになった時の達成感は、

言葉では言い表せません。

また、電気の工事の仕事は困っている方から依頼を受けて、行うことも多いです。

特に厳しい季節なのに電気が使えない時には、大変な思いをします。単ある故障でなく、

漏電などが起こっていると、火災になる可能性も否定できません。

そのようなトラブルを解決し、事故を未然に防ぐのも電気工事士の大切な務めと言えます。

そんな時に「本当に助かりました。」「困っていたのです、ありがとう。」など、

声をかけて頂けると、やりがいもひとしおです。

 

 

まとめ

電気工事士の業務内容を紹介してきました。

建設現場や既存建築物の修繕・改築など、現代社会では欠かせません。

漏電事故や火災を防ぎ、安心して電気を使えるようにするためには、ノウハウが不可欠と言えます。

ノウハウがあれば作業効率が高い分、一つ一つの工程もスピーディーで無駄がなく、

丁寧さや安全性にも気を配れます。

電気のことでお困りでしたら、色々な事例に携わってきた実績ある会社への相談を、

検討してみてはいかがでしょう。