電気工事を依頼しよう!トラブルを防ぎ安全な工事を実現するには
照明やコンセントの増設は、長く暮らしていくと新たな電気工事を検討する機会がありますよね。
ご存じの方も多いと思いますが、電気工事のほとんどはDIYができないため、電気工事の専門家に依頼をする必要があります。
そこで、この記事では「電気工事の依頼」にスポットを当てて、詳しく解説を行います。
電気工事はDIYできないの?どうして?
コンセントの増設やエアコンの設置、ちょっとした室内灯の追加など、新築時に行った電気工事に追加する形で新たな電気工事を検討することはよくあるお話です。
使っていなかった部屋を子ども部屋として生かすために、配線工事を検討することもありますよね。
しかし、電気工事の多くはご自身で行うことができません。
では、どうして電気工事はDIYできないのでしょうか。
結論から言うと、「電気工事士」の資格がなければ電気工事は行うこと画できないのです。
電気工事士とはどんな資格なの?
電気工事士とは国家資格の1つです。電気工事士には二級と一級があり、まずは二級の取得から取得を目指すことが通例です。
電気工事士の資格を取得すると、一般的なご家庭な小規模のテナントなどの配線工事が行えるようになります。
建築電気工事とも呼ばれる分野を担うことができ、外線・内線の配線工事はもちろんのこと、冷暖房器具の設置に関しても行うことが可能です。
電気工事にはDIYができるほんのわずかな領域がありますが、基本的にコンセント関係の工事が発生すると壁の内側に施工せざるを得なくなります。
すると、電気工事士の資格が必要となるため注意が必要です。
ご自身で行ってしまうと法律違反となってしまい、罰金などが課せられる恐れがあります。
電気工事が必要かな、と迷ったら電気工事にプロに依頼をすることが大切です。
もう迷わない!電気工事の安全な依頼方法は3つ
電気工事は上記で解説のとおり、基本的に「電気工事士」に依頼をすることが必須です。
しかし、普段の生活では当たり前に電気を使っていますが、電気工事士がこまめに出入りすることは少ないのではないでしょうか。
そこで、ここからは電気工事が必要となった場合に迷わず依頼ができるように、方法を3つ解説します。
電気工事の依頼は施工会社に相談を
照明の新規設置やコンセント設置に関して、誰にどう相談をしていいのかわからなかったら、家を購入・リフォームした際の施工会社に相談をしてみると良いでしょう。
特に照明やコンセントで不備に感じるような施工があった場合には、補償を得られる可能性もあります。
要望通りの工事になっていなかった、等の場合もまずは相談をしておくようにしましょう。
なお、電気工事をマンションで実施する場合には、事前に管理組合などの許可を得る必要があります。
確認の上で施工を行いましょう。
身近な街の電気工事業者にご依頼もおすすめ
長く1つの住まいに暮らしていく場合、ブレーカーをはじめとする分電盤の点検や、ちょっとした電気設備の点検を依頼したい場合も増加します。
施工会社による電気工事の手配は時間を要する場合があります。
そこで、身近な存在である「街の電気工事業者」に依頼をすることもおすすめです。
街の電気工事業者は「かかりつけのお医者さん」のような存在です。
電気に関するちょっとした相談や依頼ができる、かかりつけ電気工事業者を見つけましょう。
電気工事業者を選ぶときは電気工事士の在籍がある業者がマストです。
確認の上で依頼をしましょう。なお、電気工事業者によってはサービス内容に大型施設の点検に特化していたり、鉄道工事のように工事内容を絞っている業者もあります。
身近な電気工事業者に依頼をする場合、2~3つの業者を予めピックアップし、見積もりを依頼するなどの方法でどんな業者なのか雰囲気を調べてみましょう。
エアコン設置の場合は購入時にご依頼もできる
電気工事の中には冷暖房器具の設置工事も該当します。
もっと平たく言うと、「エアコン工事」です。
エアコンにも耐用年数があるため、新規設置後10年を超えるとダメージが目立つようになります。
冷暖房器具が必要な季節に入る前にメンテナンスを行い、もしも器具自体に劣化が進行しているようなら買い替えを行いましょう。
エアコンの販売については、家電量販店はもちろんのこと、エアコン設置を得意とする電気工事業者も販売を行っているケースがあります。
いずれにせよ、エアコンの購入後そのまま取り付け工事を依頼できることが多いので購入時に確認されることがおすすめです。
エアコンは一般の方向けに販売が行われているため、ご自身で設置ができるように感じるかもしれませんが、もちろんNGです。
室外機の設置など一部の工事はご自身で行うこともできますが、壁に穴を開けてエアコンの配線を設ける作業はNGです。
基本的にエアコンの工事も一元的にプロに依頼をすることがおすすめです。
電気工事を安全に成功させるためのコツとは
電気工事を業者に依頼し、成功させるためには、依頼者側としてできることはあるのでしょうか。
電気工事を行うのは電気工事士ですが、依頼者側としては以下の2つを心掛けておくことがおすすめです。
飛び込み営業にすぐに依頼をしないこと
建設関係の工事は、飛び込み営業が行われる場合があります。
電気工事や内装工事、外壁工事など色んなパターンが考えられますが、電気工事のメンテナンスを無料で提案するパターンもあるようです。
こうした業者の中には信頼できる業者もいるものの、悪質な業者で高額の費用請求を行うパターンもあります。
飛び込み営業にすぐにご依頼をされることは大変リスキーなので、気になる場合には口コミを検索する、他社との相見積もりを実施するなどの方法で工夫を行いましょう。
設計図は細かく確認をしよう
電気工事を依頼する際には、コンセントや照明などの追加工事を実施することが多いでしょう。
この場合、事前に電気工事士との打ち合わせで現地調査・設計を行うことになります。
「思っていた場所と違う場所にコンセントが設置された」などのトラブルを防ぐためにも、設計図は細かく確認し、できれば工事も立ち合いをされることがおすすめです。
まとめ
この記事では電気工事を依頼する際のコツについて、幅広い視点から詳しく解説を行いました。
いかがでしょうか、電気工事に以前よりも関心を深めていただけたでしょうか。
暮らしの中で明るく光る電気工事は、安全な業者に依頼をするようにしましょう。